序章 1960-1980
【黎明期】剣持 勇
論争を仕掛け、インテリアデザインという新たな領域を切り開く
第一章 1980-
【1-1】 近藤康夫
ミニマリズム、環境芸術を経て、第四世代のインテリアデザイナーへ
【1-2】 飯島直樹①
商空間デザインがインテリアデザインの大舞台に乗った80年代
【1-3】 飯島直樹②
現代アートに影響を受けたインテリアデザイナー、
80年代は「不発だった」のか
【1-4】 飯島直樹③
80年代に揺れ動いたインテリアデザイン界、
スタルクの登場で大きく変わる
【1-5】河﨑隆雄
現代のインテリアデザインはファッションが
牽引しているのではないか?
【1-6】野井成正
「具体」の洗礼を受け、80年代の大阪を牽引した「10坪の魔術師」
【1-7】岡山伸也
「アルキミア」と「メンフィス」に感化され
「ポエ・フォルム」に参加し、さらにその先へ
第二章 1990-
【2-1】間宮吉彦
90年代の大阪の街を変えるトリガーとなったクラブ「QOO」
【2-2】橋本夕紀夫①
70、80年代はファッション、90年代は飲食空間、
その時代に登場した第五世代
【2-3】橋本夕紀夫②
日本の伝統技術の集大成ともいえる「ザ・ペニンシュラ東京」
【2-4】小泉 誠
箸置きから家具、商空間、建築まで手掛ける家具デザイナー
第三章 1995-
【3-1】五十嵐久枝
優しく人を包み込む「カワイイ」インテリアデザイン
【3-2】グエナエル・ニコラ①
インテリアデザインの仕事につながった「仏壇」のデザイン
【3-3】グエナエル・ニコラ②
つくりたいのはモノではなく物語、好奇心から未知の扉を開く
【3-4】文田昭仁
光を素材化して、SF 的未来空間をつくる
【3-5】辻村久信
つくる側ではなく「使う側」からの発想で生まれた
ジャパニーズ・モダン
第四章 2000-
【4-1】トネリコ
「MEMENTO」から「FOAM」へ普遍性の中に
違和感を与えるデザイン
【4-2】藤原敬介
三宅一生、倉俣史朗に憧れ、内田繁の教えに倣いデザイン思考する
【4-3】KDa、トラフ建築設計事務所
改装から家具、インテリア、建築へ、ヒエラルキーに捉われない活動
【4-4】中村拓志
ゼロ年代、中村拓志らの若手建築家の商空間への参入は
何を変えたのか
【4-5】青木 淳
「ルイ・ヴィトン名古屋栄」の外装デザインが起点となり、
時代の流れが変わる
終章 1991-2020
【総評編】隈 研吾
21世紀の金融資本主義の中で、インテリアデザインが
ブランディングの一装置となる
年表 日本商空間デザイン史 1980-2020
あとがき
インテリアデザイナー・建築家 略歴